恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます

「フフッ」


「え、なにその笑い!」


「別に」


「怪しいんですけどー!」


「ははっ、うるさいって」


「ええー!?」


すると。


窓の外に、

キラキラした青が見えた。


……え?


「海!!!!」


思わず窓を開けて、身を乗り出す。


「危ないっての!」


けいくんが笑いながら、

私の服を引っ張る。


ヒュンッ!


おお。
ほんとだ。
危ねぇ。

左ハンドルだから、対向車が。

首ちょんぱや。


にしても…


「海ー!! めっちゃ綺麗ー!! やっぱり海、いいよねー!」


「だな。クックックッ」


「すごーい! やばーい!」


「声がでけぇのよ、真奈ちゃん」


「だって、ここの海めっちゃ綺麗なんだもーん!」


「確かに」


「ねぇ! 写真撮っていい!?」


「はは!まだだよ」


「え?」


……。


え?


まだ…とは?


海沿いを走る車。


すると、


見えてきた。


綺麗な建物。


え?


「け、けいくん?」


「ん?」


「……ここ?」


「クックックッ、降りるぞ」


「えええええええ!?」
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