恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます

「クックックッ、真奈ちゃん。おいで」

けいくんが、両手を広げた。

「んーーー!けいくぅーん!」

迷わずその胸にダイブ。

「クハハッ!」

ぎゅーーーっ。

「ありがとぉぉぉぉ!」

「クックックッ」

「やばい! すごい! え!? すごい!」

「クハハッ!語彙力な? 喜びすぎ」

頭の上から、

優しい声が降ってくる。

「だってぇぇぇ!」

もう、なんとでも言ってくれ。

私は、

嬉しいんだ。

背中に回された腕に、

さらに頬が緩む。

もうでろんでろんに。

ぎゅーっとしがみつく。

その間も、ポンポンと

けいくんの手が私の頭の上で

リズムを刻む。

そっと顔を上げる。

目が、合う。

そして、

どちらからともなく

キスをした。

「ふふふっ」

「ははは」

見つめ合って、ただ笑う。

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