恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます

「我慢…できない」

けいくんが、

私を見下ろし

囁く。


本当に、

我慢できなそうな顔。


でも、私の許可は

得たいみたい。


私がコクっと頷けば、

その情熱の切っ先を

潤った泉へと

沈めた。


「クッ……」

「あんっ…」


奥へと届く。


深い。


中から感じる、

温もり。


私を真っ直ぐに

見下ろす、

その瞳。


さっきまで、

月が映っていたのに。


今は、

私。


「……っ」

視線を逸らせない。

熱い。

全部。

奥へ奥へと

突き上げられる。

「はぁっ…、けいく……」

「……ん?」

掠れた声。

それだけで、

お腹の奥がきゅうっとなる。

「……見ないで」

「無理」

「……っ」

「ちゃんと、こっち見て」

「……むりっ、だよっ、はぁっ…」

「なんで」

「んっ……恥ずか、しいっ…」

すると、

けいくんが少しだけ笑った。
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