恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「はい」
『あ!けい?あんた今仕事?』
「おん」
『ちょっと、頼まれてくれない?』
どうせ、ろくな事じゃねぇだろ。
「……なに」
『この、瓶がね、ふーん!……開かないのよ!あははは!』
……。
なんか一瞬、アイツが浮かんだ。
アイツもこういう事言いそう。
……。
うん。
絶対、
言う。
「…あのさ。俺、今仕事中なのよ」
『あははは!そうよね?んんー!』
「…俺じゃなくてよくない?」
あなた、大男四人産んどるやん?
あ、姉貴は女か。
『だって今、あんたが一番近いんだもん』
「兄貴は?」
『ゴルフ』
「弟」
『デート』
「……姉貴」
『ネイル』
「……ダーリン」
『ダーリン出張なのよぉ〜、寂しいのよぉ〜』
いや、それは知らん。
まじで。
「親父に怒られるぞ」
『パパは殿堂入りだからいいのよ』
意味わからん。
「……」
自由かよ。
『でねぇ〜』
「まだあんの?」
『この前、美容室でね?すっごく可愛い子いたのよ〜』
……。
嫌な予感。
『明るくてねぇ、よく笑う子でねぇ』
……。
『なんか、あんたに合いそうだなって思って〜』
「……」
『シングルマザーなんだけどね』
「……は?」
思わず、
体が起き上がる。