恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます


ーー

「うまっ」

「ほら。でしょ?」

うめぇ。

レンゲを持つ手が止まらない。

「えー、まずですね」

「……は?」

けいくんが笑う。

「このラーメン。非常にバランスがいい」

「クハハっ」

「見てください。この美しいスープ」

「誰に言ってんの」

「そして、麺」

ズズッ。

「いい感じに縮れておりまして」

「はははっ」

「スープとの絡みが大変よろしい」

「ダハハっ!」

「さらに!」

チャーシューを持ち上げる。

「この厚みでありながら、柔らかい」

「やばい。酔ってる」

「総評」

「あるんだ」

「また来たい」

「クククっ。さっきまで太るって騒いでた人とは思えない」

「うるさい。これは別腹」

「ラーメンが?」

「ラーメンが」

「クハハっ!」

「あら、やだ。私ったら…」

「いいから食えよもう!」
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