恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「……は?」
瞬き。
もう一回見る。
……ある。
「……は?」
声が震える。
これって。
え。
え?
後ろから、
ぎゅーっと抱きしめられる。
「おはよ」
寝起きの低い声。
「……え?」
「起きるの早いね」
「いや、そうじゃなくて!!」
左手を
プルプル見せる。
「これ!!」
「うん」
けいくんは頷くだけ。
「うん!?」
「似合ってる」
いやそうじゃなくて!
「……え!?!?」
「クククっ」
「え!?!?」
「うるさい」
「だって!!」
けいくんが、
少しだけ起き上がり
私を見下ろす。
「真奈ちゃん」
真っ直ぐ見つめられる。
笑ってない目。
ドクン。
心臓が跳ねる。
顔にかかった髪を
よかされて、
額に
そっとキスが落ちる。
「一回しか言わないよ」
「……」
「愛してる」
……。
頭が真っ白になる。