恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます

嬉しくて。

幸せで。

苦しいくらい

胸がいっぱいになる。



「……っ」



気づけば、

また泣いていた。


「なんで泣くの」


困ったように

けいくんが笑う。

そして、

頭を優しく撫でてくれる。



「だって……」



声が震える。



もしかして…

ずっと…

待っててくれたの?



こんなの、

反則だ。



「……私も」

「……?」



涙で滲む視界。

それでも

ちゃんと伝えたかった。




「私も、愛してる」



……。



一瞬、

目を見開いたけいくんが

次の瞬間、

ぐしゃっと

嬉しそうに笑った。




「……やば」

「なにそれ」

「クククっ」



そして、

強く抱きしめられる。



逞しい胸の中。


落ち着く場所。



世界で一番

幸せな場所。




ーーENDーー
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