恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
ポロっと口から滑ってしまう。

そんな私を美空は見逃さない。


「真奈ちゃんから元旦那さんの話し出るの珍しいね」


確かに。



元旦那は二歳歳上で、

私が30歳の時に離婚した。

16歳で付き合って

18歳で颯斗を授かり、結婚。

なんだかんだで人生の半分くらい、

一緒にいた人だ。


もうあっという間に

別れて六年になるのか。


早いねぇ。


「はは。確かにね。ねぇ、パスタも頼んでいい?」


「もちろん!」


特に隠してるわけではない。

でもあまり元旦那の話しはしたくない。

サラッと話題を変えた私に、

美空は気付きながらも、

それ以上は深掘りはしてこなかった。

さすが空気の読める子。



そのあたりはけいくんもなんだよね。

なんで別れたの?とか

興味本位では決して聞いてこない。



それがまた私には

ちょうどいい距離感だったりもする。



そして運ばれて来たパスタを写真に収め、

けいくんに送る。



きっと返事は来ない。

今日は土曜日で私は休みだけど、

けいくんは仕事の日。

まだ仕事中の時間だから。

たまに

10時と15時にも

連絡が来たりはするけど、

基本的に返事が出来ない時は

既読も付けないタイプのようだ。
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