恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます

「ふふふ」

可愛い。

「かわいそうでしょ?俺」

なんかニヤニヤしてる。

「さぁー?」

私もニヤニヤしてみせる。

その時、イタズラに笑ったかと思えばなんと…

胸を噛みつかれた。


「いでぇーーーーーーっ!!何もう!!」


色気もクソもない私の叫び声。


「くはははッ」

いや、めっちゃ笑ってるし。
この犬。

と思ったら、ぺろぺろ舐め始めた。

「真奈ちゃん」

ご機嫌そうに私を呼ぶ。

「ん?」

胸元でなんかやってるけいくんを見下ろす。

顎を上げた。

ーーーまただ。キスを待ってる。

「ふふっ」

そっとその唇に重ねる。

けいくんはニコニコだ。

なんだろ。

この胸の温かい感じ。

ーーすごく、いい。

そう思った。


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