三角屋根の下で君と
『もう決めたの‥頑張るって‥。
 だから応援してくれると嬉しいな』

『‥‥凛がそこまで言うなら‥‥うん‥
 分かったよ。ただし怪我だけは
 しないよう気をつけて』

『うん!ありがとう‥泱‥。』

泱と2人で並んで歩く事が胡桃はとても
落ち着かなかったのは、2人を見てそう言う事だったんだと気付く‥‥

優しくてかっこいい泱に対して、小さくて守ってあげたくなるような凛はまるでナイトとプリンセスのように見えたのだ

私も‥もう少し小さかったら少しは
凛のように隣を堂々と歩けたのかな‥‥

そんなことを考えていると、あっという間に部活動見学日がやってきてしまい、
胡桃と凛はジャージに着替えて緊張しながらも第一体育館にやってきた

バンバンとボールが床を打ち付ける激しい音や、床を蹴る際に聞こえるシューズの音に胡桃は懐かしささえ感じる

『「失礼します」』

邪魔にならないように、入り口付近で胡桃と凛は待機していると、泱の姿にすぐ
気が付き視線を送る

スパイク練習中だったんだ‥‥
泱の最高到達点って本当に高い‥‥
その高さから打ち付けるスパイクの威力も中学の時から既に成長している気さえしてしまう

女子バレーボールと違うその重みは、
レシーブが得意な胡桃でも取れる自信が全くない

『す、すごいね‥‥それに人数もすごく
 多いんだね‥。』

「ん‥‥」

中等部とは全然パワーが違う‥‥

背丈だけじゃなく、体の大きさも‥‥

泱はそれを見越して走り込みや筋トレを
していたのかもしれないと思うと、よりそばで応援して見守りたいと思えた


『マネージャー希望の子かな?』

えっ?
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