三角屋根の下で君と
でも‥‥多数決‥か‥‥

バレーボール経験者でも、マネージャーの仕事は殆ど分かっていないから、頑張っても落とされる可能性も高い

やってみないと分からないから、今は先のことを考えず一つひとつ覚えてこなしていかないとな‥‥

『更科 和歌(さらしな わか)です。
 3年生よ。マネージャーの話を順に
 していくので一旦部室に移動
 します。』

ワンレンボブの栗色のヘアスタイルが
良く似合う美人な更科先輩は、落ち着いていて一歳違いとは思えないほどだ

でも優しそうで良かっ‥

『えー‥もっと見たいんですけど、
 ここで話しちゃ駄目なんですか?』

ん?

移動しようとした矢先、マネージャー希望の女子2人があからさまに不機嫌そうな表情で立ち止まったので振り返る

『見たいって何を見たいの?』

『バレーボールですよ!!せっかく
 カッコいい姿が見れるのに‥ねぇ?』
『うん‥』

そう言うことか‥‥。
バレーボール部男子の中にファンか好きな人がいて、そばで見ていたいとでも
言うことなのだろう

胡桃自身もバレーボール経験者とはいえ、泱に勧められて来たから偉そうな
ことは言えないが、ここにもっと不純な動機な人達がいたとは驚く

『‥‥‥ありがとう、あなた達は
 これで帰っていいわ。お疲れ様』

『えっ!?今なんて言いまし‥』

『聞こえなかった?帰ってと言ったの。
 ここは部活動をする場所。ミーハーに応援
 したいマネージャーは必要ないの。
 それじゃあもう言うこともないから。』

怖ッ‥‥‥

胡桃と凛、そしてもう1人の女子生徒は、目が笑っていない更科先輩を怒らせたらいけないとその場で悟り、青ざめる2人の女子を気にしつつも後をついて行った
< 21 / 60 >

この作品をシェア

pagetop