三角屋根の下で君と
部室の掃除、ビブスやユニフォームの洗濯、スクイズの漂白、お水やスポーツドリンクの補充、ボール磨きに加え、部員の体重や体調管理、スコア記入、個人のサーバやスパイクなどの打率などがマネージャーの主な仕事だ。

それに加えて、練習試合となれば、ビデオ撮影なども行い、軽い怪我などはテーピングなども
覚えて施さないといけない

それを昨年度の3年生のマネージャーが引退された後は更科先輩1人でやっていた事に尊敬する

更科先輩も大学受験に専念するため残り半年という期限付きでマネージャーをやる事になっているみたいだ

『マネージャーだからラクとか、遊び半分で
 やるなら今のうちに時代して欲しい。
 部員との恋愛は勿論禁止はしてないけれど、
 練習や試合に影響が出る行為や行動は控えて
 貰えればいいよ。』

胡桃は更科先輩の言葉にドキリとした。

脳内は彼氏が欲しいなどという考えが全くないわけではなかったからだ

中等部ではマネージャーなんてものはなかったし、どちらかと言えば楽しく和気あいあいと
部活をして来た胡桃にとって、高校というだけで全く違うものに思えた

『あの‥‥すみません‥やっぱり私には
 出来そうにないので辞退します。』

えっ!?

胡桃と凛と説明を聞いていた女子生徒が、
更科さんに深く頭を下げて謝る姿に、2人とも
驚いて目を見合わせる

『理由を聞いてもいい?』

『ッ‥‥すみません‥‥理由というか、
 自分に向いてないと感じたので‥ただ
 それだけです‥すみません‥失礼します。』

『そう‥‥早く言ってくれてありがとう』

5人いた見学者も私と凛だけになった‥‥

更科先輩の雰囲気は確かに厳しいし、仕事内容は決してラクではないと思うけれど、最初からラクだと思ってキツイと感じるより私はハードルが高い方がありがたい
< 22 / 60 >

この作品をシェア

pagetop