ピエロ・ガール
「委員長様〜!付き合ってよ〜!」

お願い、と言わんばかりに瑞希が手を合わせる。麗奈はフッと笑った。

ただ表情を殺し、感情を殺し、みんなの理想を演じ続けている。そんな麗奈の仮面を瑞希は剥いだ。分厚い仮面を壊せたのは彼女だけである。

「うん。いいよ」

初めて誰かと映画を観に行く。そのことに麗奈は胸を弾ませていた。










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