姉の身代わりに敵国に嫁いだら皇太子に溺愛されました
第1章 皇太子との結婚
長く続いた戦争のせいで、城の空気はいつも重かった。
廊下を歩くだけで、誰もが疲れた表情をしているのが分かる。
そんなある日、私は王の間の前で足を止めた。
中から、父である国王の声が聞こえてきたからだ。
「敵国は、和睦の条件として皇女との婚姻を求めている」
思わず息を呑む。
――皇女の、婚姻。
それが何を意味するのか、私にも分かった。
そして、次に聞こえてきたのは姉の声だった。
「冗談じゃないわ」
はっきりとした拒絶。
「どうして私が敵国なんかに嫁がなくちゃいけないの?あんなところに行ったら、何をされるか分からないじゃない」
その声には、恐怖と嫌悪が混じっていた。
父は静かに言い返す。
「エレノア、これは国のためだ」
けれど姉は、すぐに強く首を振った。
廊下を歩くだけで、誰もが疲れた表情をしているのが分かる。
そんなある日、私は王の間の前で足を止めた。
中から、父である国王の声が聞こえてきたからだ。
「敵国は、和睦の条件として皇女との婚姻を求めている」
思わず息を呑む。
――皇女の、婚姻。
それが何を意味するのか、私にも分かった。
そして、次に聞こえてきたのは姉の声だった。
「冗談じゃないわ」
はっきりとした拒絶。
「どうして私が敵国なんかに嫁がなくちゃいけないの?あんなところに行ったら、何をされるか分からないじゃない」
その声には、恐怖と嫌悪が混じっていた。
父は静かに言い返す。
「エレノア、これは国のためだ」
けれど姉は、すぐに強く首を振った。