遼くんは泣き顔がお好き。


美澄くんはミカちゃんと付き合ってるわけでもないし、
そもそも話しかけに行くのにみんなでお手手繋いで揃って行かないといけないなんてルールある?


…まあこんなこと、怒り狂ってるミカちゃんに言えるわけないけど。


「ねー玲維もウザいと思うっしょ?」

「んー…どうだろう…」

「だってさ、美澄くんのことかっこいいって言い出したのミカじゃん?なのに黙って1人で喋りに行くとかキモすぎない?」

「だよね、あたしもそう思うなぁ」


まずい、美冬ちゃんまで同意し始めたぞ。
これはもしかして、

ユアちゃんのこと仲間外れにしようとか言い出すやつ?



「結愛ってそういうズルいとこあるよね。ぶりっ子だし」

「あたしもずっと思ってた!毎日毎日髪も巻いてきちゃったりしてさぁ、気合い入りすぎだっての」

「今日の髪型ぶりっ子の極みじゃなかった?
自分に似合ってると思ってんのかね、あれ」


あー、これはダメなやつだ。
ミカちゃんの笑い方が中学の時に嫌がらせしてきたクラスメイトたちとそっくりで、
気付くと鳥肌が立っていた。



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