遼くんは泣き顔がお好き。


それからあの女の子のことが忘れられず、
学校中を探したけど見つからなかった。
きっと他校の子だったんだろう。
ついでに”きわたくん”も探して見たけどそんな子はいなかった。

あの子の名前すら知らないのに、
見つかるはずない。

そう気づいた瞬間どうしようもなく悲しくなって、
授業中にぼろぼろと涙が溢れた。

あの公園にも何度も行った。
だけどあの子は現れなかった。

ただもう一度だけ会いたくて、話がしたかった。

長い時間が経って、最近気づいた。

俺はあの子のことが好きだった。
俺の初恋だったんだと。




< 55 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop