遼くんは泣き顔がお好き。
「れいちゃん、カフェオレちょっとちょうだいっ!!」
「お前さりげなく久原さんのストロー舐めようとしてんじゃねーよ気持ち悪ぃ!」
「はぁー?俺そんなことしようとしてないけど?
そんな発想になる時点で宮尾センパイの方が気持ち悪いんだけど?」
「お願い2人とも、お店では静かにしてて!!ほら遼くんちゃんと座って!」
ちょっと目を離すとこれだ。すぐケンカする。
メンチを切り合う2人をどうにか座らせてふう、とため息をついた。
「なんか久原さんワンオペママみたいね、大変そう」
「あぁ…そんな感じかも…この2人がセットになるといつもこんな感じなの…」
「宮尾くんも教室に居る時とはちょっと雰囲気ちがうね?
普段は大人っぽいのに」
たしかに、そうかもしれない。
クラスでは宮尾くんはムードメーカーというか、頼れるお兄ちゃんポジションというか。
遼くんと居る時にはそんな片鱗も見せないけど。
「…てか江波さん、みんなのことよく見てんだね。
なんつーか意外だったかも」
「確かに、江波さんあんまクラスの子と話してるイメージないもんね。」
どっちかというとクラスの子に興味ないのかと思ってた。