檻の外で咲く恋2
ほんの少しの距離。

それだけなのに。

今は、やけに遠い。

「……」

分かってる。

このままじゃいけないって。

でも。

踏み出すのが、怖い。

「……」

それでも。

心のどこかで、願っている。

――この距離が、変わることを。

壊れるんじゃなくて。

ちゃんと、繋がる形で。

「……」

静かな夜の中で。

触れられない距離のまま――

もう一度、物語は動き出す。





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