檻の外で咲く恋2
第一章 変わった日常
小さな手が、服の裾を引っ張る。
羽美「……ん」
振り返ると、
羽美が見上げていた。
眠そうな目をこすりながら、
不満げに口を尖らせている。
芹羽「起きちゃったの?」
しゃがんで視線を合わせる。
こくん、と小さく頷く羽美。
芹羽「そっか」
そっと抱き上げると、
羽美は安心したように肩に顔を埋めた。
軽い。
でも。
確かに、ここにいる重み。
芹羽「おはよう」
小さく声をかける。
返事はない。
代わりに、
ぎゅっと服を掴む力が少し強くなった。
リビングに出ると、
コーヒーの香りがした。
蒼真「起きたか」
お兄ちゃんの声。
キッチンに立っている。
羽美「……ん」
振り返ると、
羽美が見上げていた。
眠そうな目をこすりながら、
不満げに口を尖らせている。
芹羽「起きちゃったの?」
しゃがんで視線を合わせる。
こくん、と小さく頷く羽美。
芹羽「そっか」
そっと抱き上げると、
羽美は安心したように肩に顔を埋めた。
軽い。
でも。
確かに、ここにいる重み。
芹羽「おはよう」
小さく声をかける。
返事はない。
代わりに、
ぎゅっと服を掴む力が少し強くなった。
リビングに出ると、
コーヒーの香りがした。
蒼真「起きたか」
お兄ちゃんの声。
キッチンに立っている。