檻の外で咲く恋2
何気ない一言。

でも。

その言葉に、
胸が少しだけ温かくなる。

芹羽「ありがと」

受け取る。

指先が触れる。

今度は、避けない。

ほんの一瞬。

それだけなのに。

前とは違う意味を持つ。

芹羽「……」

沈黙。

でも。

気まずくはない。

むしろ。

どこか、落ち着いている。

芹羽「……今日」

口を開く。

自分から。

玲央が視線を向ける。

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