この家、全員まともじゃない。②
『 医者 』
零夜、さん……?
私がパニックに陥っていると、零夜さんは余裕の笑みで藍くんのお腹に優しく包帯を巻いていく。
止血し終わり、薬を飲ませる零夜さん。
「……はい、藍。頑張ったね。」
「うる、せぇ……。」
苦し紛れに、でも嬉しそうに言う藍くん。
「藍くん……っ。ごめん、私のせいでっ……!」
大事な人を……、守れなかった。
「……琴音の、せいじゃ、ない。」
こんな時でも優しく微笑んでくれる藍くんは……、
必要不可欠な存在だと思う。
「私、私ねっ……、藍くんが死んだら、生きていけなくって……。だからっ……、」
言いたいのに、言えない。
肝心な時なのに。
藍くんにお礼さえ言えないんだ。
こんな意気地無しで、ごめんなさい……。
「……藍は、謝られても嬉しくないと思うよ。」
ハッとして零夜さんを見る。
零夜さんは、安心感のある視線を藍くんに向けていた。
きっと藍くんと零夜さんは、深い深い絆で結ばれているんだと実感した。
それさえも切なくなってしまって、私は嗚咽混じりの涙を流した。
私がパニックに陥っていると、零夜さんは余裕の笑みで藍くんのお腹に優しく包帯を巻いていく。
止血し終わり、薬を飲ませる零夜さん。
「……はい、藍。頑張ったね。」
「うる、せぇ……。」
苦し紛れに、でも嬉しそうに言う藍くん。
「藍くん……っ。ごめん、私のせいでっ……!」
大事な人を……、守れなかった。
「……琴音の、せいじゃ、ない。」
こんな時でも優しく微笑んでくれる藍くんは……、
必要不可欠な存在だと思う。
「私、私ねっ……、藍くんが死んだら、生きていけなくって……。だからっ……、」
言いたいのに、言えない。
肝心な時なのに。
藍くんにお礼さえ言えないんだ。
こんな意気地無しで、ごめんなさい……。
「……藍は、謝られても嬉しくないと思うよ。」
ハッとして零夜さんを見る。
零夜さんは、安心感のある視線を藍くんに向けていた。
きっと藍くんと零夜さんは、深い深い絆で結ばれているんだと実感した。
それさえも切なくなってしまって、私は嗚咽混じりの涙を流した。