妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~
僕は恵まれている。

そう感じた。


数年後、
学校で藍蘭様を見たとき、
美しいと思ったよ。

映像でしか見られなかった藍蘭様が
今目の前にいる――

これからの学校生活が
とても楽しみになったよ。

でも、
妖魔襲撃事件で、
正直幻滅した。

あんな簡単にやられるなんて。

信じられなかった。

僕が憧れていた人は
あんなに弱かったのだろうか。

でも、
今その妖魔"漆龍"とやりあってから、
気づいたよ。

藍蘭様が弱いんじゃない。

漆龍が特別強いのだ。

それ故に
藍蘭様にキスをして放り投げるという
なんとも酷いやり方をしてしまった。

てか、
唇めっちゃ柔らかかった……

いい匂いしたし……♡

って、
僕は変体か!!!!

今はこの戦いに集中する。

漆龍と交代してきた藍蘭様との
正面対決を。

憧れの藍蘭様との戦い、
なにひとつ無駄にはしない。
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