好きになった人は、未来のアイドルだった
2話 知れたはずなのに
翌日。一限。大講義室。
先に来た紬は「席取っといたよ」って栞にLINEする。
栞はやく来ないかなーと入口を眺めてると、
(あ……)昨日の金髪の彼が入ってくる。
(え、同じ学年だったんだ……)
通路をまっすぐ歩いてくる。
(やばい、見てるのバレちゃう)
そう思うのに目が離せない。
彼が近づいてくる。
……目が合った……気がするのに、逸らせない。
彼はそのまま進んでいって後ろに座ってる友達に声をかける。
(びっくりした……目が合ったかと思った……)
(ていうか、近くで見たらめっちゃかっこいい)
目が合ったのは勘違いなのに、心臓がうるさい。
なんで私、こんなにドキドキしてるんだろう。
ドキドキを落ち着かせるために深呼吸してると栞が来る。
「おはよー、紬」
栞が後ろを見て「あ、悠太郎くんもこの講義取ってるんだ」と呟く。
「ゆうたろうくんって誰?知り合い?」
「知らないの?オーディション番組出てたとかで話題になってたよ、あの金髪の」
栞が指さしたのは、さっき目が合った気がした彼だった。
なんだ、昨日発光して見えたのは、有名な人だったから……なのかな。
それだけじゃない、気もする。
「オーディション番組ってなんの?」
「私も詳しくないけど、なんか、韓国のアイドルの」
「ふーん、じゃあ、アイドルになる人なんだ」
「分かんない、ダンスはやってるらしいよ」
「栞、詳しいね」
「大学入ったら彼氏欲しいから、かっこいい人の情報集めてた✌️」
「なにそれ(笑) 栞かわいいからすぐ彼氏できるよ」
教授が入ってきて授業が始まる。
(へえ、あの人、ゆうたろうくんっていうんだ)
彼のことを知れて、少し嬉しかった。
でも、知れたはずなのに、却って遠くなった気もした。
胸がざわつく。
(今もアイドル目指してるのかな……)
(ダンスやってるの、見てみたいな……)
(そのオーディション番組、調べて見てみようかな)
なんでこんなに彼のことが気になるんだろう。
授業に集中しなきゃ。慌てて黒板の文字を書き写した。
先に来た紬は「席取っといたよ」って栞にLINEする。
栞はやく来ないかなーと入口を眺めてると、
(あ……)昨日の金髪の彼が入ってくる。
(え、同じ学年だったんだ……)
通路をまっすぐ歩いてくる。
(やばい、見てるのバレちゃう)
そう思うのに目が離せない。
彼が近づいてくる。
……目が合った……気がするのに、逸らせない。
彼はそのまま進んでいって後ろに座ってる友達に声をかける。
(びっくりした……目が合ったかと思った……)
(ていうか、近くで見たらめっちゃかっこいい)
目が合ったのは勘違いなのに、心臓がうるさい。
なんで私、こんなにドキドキしてるんだろう。
ドキドキを落ち着かせるために深呼吸してると栞が来る。
「おはよー、紬」
栞が後ろを見て「あ、悠太郎くんもこの講義取ってるんだ」と呟く。
「ゆうたろうくんって誰?知り合い?」
「知らないの?オーディション番組出てたとかで話題になってたよ、あの金髪の」
栞が指さしたのは、さっき目が合った気がした彼だった。
なんだ、昨日発光して見えたのは、有名な人だったから……なのかな。
それだけじゃない、気もする。
「オーディション番組ってなんの?」
「私も詳しくないけど、なんか、韓国のアイドルの」
「ふーん、じゃあ、アイドルになる人なんだ」
「分かんない、ダンスはやってるらしいよ」
「栞、詳しいね」
「大学入ったら彼氏欲しいから、かっこいい人の情報集めてた✌️」
「なにそれ(笑) 栞かわいいからすぐ彼氏できるよ」
教授が入ってきて授業が始まる。
(へえ、あの人、ゆうたろうくんっていうんだ)
彼のことを知れて、少し嬉しかった。
でも、知れたはずなのに、却って遠くなった気もした。
胸がざわつく。
(今もアイドル目指してるのかな……)
(ダンスやってるの、見てみたいな……)
(そのオーディション番組、調べて見てみようかな)
なんでこんなに彼のことが気になるんだろう。
授業に集中しなきゃ。慌てて黒板の文字を書き写した。