死ぬ瞬間、君のことを思った──そして私は生まれ変わった。

泣きながら。

「────でもね、もういいの。」


私は泣き笑いを浮かべ、フェンスから飛び降りた。


「先輩ッ!!」


彼は泣きながら、フェンスの橋のギリギリまで手を出して止めようとしていたのが見えた。


やだな、君も死んじゃうよ。


私は最後、地に頭を打ちつける直前、こう思った。



────生まれ変わったら、私の死を止めようとしてくれた君に会えたらいいな。



なぜそう思ったのか。


自分でも分からないけど、まあいっか。
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