家事が取り柄で地味な私が イケメンと同居!? ~私が一 緒に暮らすのは、人気ゲーマ ーでした~
わたしがタジタジになっていると、飼い主さんは


「ほら、きなこ。そろそろおさんぽ再開するよ。
君たちありがとう。きなこもとっても喜んでる
きなこよかったね〜」
とワンちゃんに声をかけて、去っていった。


「かわいかったですね、穂高くん」
「あっ、あぁかわいかったな」
「怖がってましたよね、犬苦手なんですか?」
「うん……昔からなんか苦手で」
「へぇ、そうなんですか」


そう語る穂高くんは怯えきった表情をしていて、どうやらとてもトラウマになるようなことだったみたい。


犬が苦手ってどんな感じなんだろ……。
プリ〇ュアの敵みたいに思うのかな。


「穂高くん。もしかしてプリ〇ュアの敵みたいに見えてるんですか?」
「え……川瀬それ、どういうこと?」
「あっ、なんかごめんなさい。今日ちょっと情報量多くて」
「確かにな。俺も少し疲れた」


ふぅ、と息を吐きながら穂高くんは答えた。
確かに女子たちから質問攻めにされてて注目されてたんだもん、疲れないわけないよね。


「とにかく、今日は〝早く〟休んでくださいね」
「……?分かった」


昨日穂高くん、夜遅くまで起きてたしょ。
リビングのドアが開いた音が聞こえたし。


穂高くんは気づかれてないと思ってるみたいだけど、普通に深夜カップラーメン決めてたの知ってるからね。


まぁ、わたしも色々不安すぎてソーラン節踊ってたから人のこと言えないんだけどね。

穂高くん中学どうだったんだろう。
あんまり学校に行ってなかったみたいだし、感想ちょっと気になるかも。


< 16 / 20 >

この作品をシェア

pagetop