家事が取り柄で地味な私が イケメンと同居!? ~私が一 緒に暮らすのは、人気ゲーマ ーでした~
わたしは隣を歩いている穂高くんに「そういえば……」と話を切り出す。


穂高くんは、ぼーっと前を見ていたけど、「なんだろう」と不思議そうにわたしを見る。


疲れのせいか少し潤んだ瞳は、犬を連想させるのにしょうがないって感じで。


めっちゃ大型犬みたい!!
なんか耳の幻覚が見える……。犬見れない時は穂高くん見よ。


そんなふうに感動しているわたしに、穂高くんは奇異そうに思ったのか眉元を寄せる。


「どうした?」
「あ…学校どうでしたか?久しぶりの学校みたいですし。
だって物珍しそうに見てたじゃないですか」
「それは……。その」


穂高くんはなにか隠しているのか、言い淀んだ。
まぁ、言いたくないってこともありそうだよね。





「久しぶりに行ってさ、学校ってこんなに楽しかったんだって。川瀬いたから?だと思う」
「えっ、わたしですか?」
「うん……。前は全然楽しくなくてつまんなかったけど、川瀬がいるからなんか、学校生活に色が着いたみたいで」


時々穂高くんは、こういう詩的な事を言う。
詩人とか向いてそうだよね、あと作家も向いてそうじゃない?


「わたしがいて穂高くんが楽しそうにしてくれてたんだったら……うれしいです!」
「ありがと」


穂高くんはわたしを見て少しはにかみながら言う。
その表情庇護欲くすぐらせられるよ!


なんだろう、ワンちゃんが自分に懐いた感覚に近いがする。犬飼ったことないけど。


最近、穂高くんと話してるとこんなよく分からないけど温かい感情になる時があるんだよね。


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