星に願う君を。

0:プロローグ

7月7日。七夕。




笹を飾り、そこに短冊を吊るす。

五色の短冊を。



小さいころ、



―七夕の日は彦星様と織姫様が天の川を渡って年に一度会う日なのよ。



なんていわれていたけれど、今考えればそんな日に二人に願い事を頼むなんて…とも思ってしまう。

いつの間にか、短冊なんて書かなくなっていた。




それでも君は今でも毎年願うから、大切に大切に、心から願うから…

叶ってほしい、なんて俺も切に思ってしまう。



どうか、星空が似合う君の願いが、叶いますように―

なんて。
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