この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました



会社に着くと、郁人は社長室に二人の社員を呼び出した。

営業部の神田康太郎と営業事務の高嶺美鈴だ。

ソファに腰を下ろし足を組んだ郁人は、心音に向けられている笑みが嘘のように、冷徹な顔をして二人を見据えていた。

康太郎と美鈴は郁人に怯えているのか、下を向いて俯いたっきり、じっとしている。

「今日、お二人をお呼びしたのは、他でもない、天野心音さんのことです」

郁人は側で控えていた進藤に目配せをする。

進藤は康太郎と美鈴の前に書面を置く。

書面を見た二人は目を見張った。

そこには、退職届があった。

「今すぐそれにサインしてください。今日付けで受理します」

進藤は二人分のボールペンをテーブルに置く。
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