この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

「郁人さん……」

目の前に、郁人が現れたのだ。

「どうしてここに」
「どうしても君に会いたくて、俺も残業したんです。それで商品開発部のオアフィスに行ったら君の姿がなくて。松下くんに聞いたら、天野先輩は定時で帰りましたよって言われて。おかしいなと思って、探してたんです」
「すいません、ご心配をおかけして」

謝る心音を郁人は優しく抱きしめる。

頭を撫でられ、胸が締め付けられる。

ここにいたい。

郁人の側にいたい。

この胸の中で、いつまでも生きていたい。

こんなにも愛しているのに、どうして引き離されなくてはならないのか。

「……別れたくない」

心音の言葉に、頭を撫でていた郁人の手が止まる。

郁人はどうしたのかと心音の顔を覗き込む。
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