この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

「あそこにいる男達、さっきから君を見ている」

心音が男性の視線の先を追い横を見ると、このレストランと運河を挟んだところにある路地裏に、三人組の外国人男性がいた。

その目は男性の言う通り、心音を見ている。

距離がありはっきりとは分からないが、男達の目は獲物を捕食する獣のようにギラついているように見えた。

男性の言葉の意味を肌で感じ、体がゾワっとする。

「すいません。怖がらせるつもりはなかったのですが……」

身をすくめる心音に、男性は少し申し訳なさそうに眉を下げてそう言う。

「ただ、危険があることを知ってほしかったんです」
「い、いえ……大丈夫です」

口ではそう言ったが、心音は恐怖を感じていた。

「どうしたんですか?」

男性は立ち上がると、心音の隣の椅子に腰を下ろす。

そして、前のめりになり頬杖をつくと、心音の方を向く。

男性の隣にいることで、男達が心音から見えなくなった。

(……もしかして、安心させようとしてくれてる?)
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