この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
「二人ともビックニュースよ!」
「社長が婚約した話なら知ってますよ」
「そうじゃなくて、私たちのカップケーキが商品化されることが正式に決まったのよ!」
その言葉に、心音は思わず腰を上げる。
「本当ですか!?」
「昨日の役員会議で決まったそうなのよ!」
安藤の言葉に、心音は松下と顔を見合わせると、嬉しくて安藤と三人で抱き合った。
「すごいですよ!商品化だなんて!」
信じられないとはしゃぐ松下に、心音も嬉しくて笑みが溢れる。
そんな心音を安藤は安心したかのように優しい目で見てくる。
「やっと笑ったわね」
安藤の言葉に、心音は気づいた。
確かに、ここ最近ずっと笑えていなかったと。
少し申し訳なさそうにしながら笑みを浮かべる心音に、安藤はぽんぽんと肩を優しく叩いた。
いつまでもうじうじはしていられない。
せっかく掴んだ機会、目の前の仕事に集中しなければ。