双葉に咲いた、ニセモノ双子。
「わかりました、任せてくださいっ」

「精一杯、頑張りますね!」



わたしたちは、はにかむような笑顔を作って返事をする。

そんなわたしたちの様子に、黒瀬は満足げに微笑んで、荷物を持った。



「それでは、私は行かせてもらうね。他の仕事もあって……少し、忙しいんだ」

「はい、わかりました……!」

「あ、そうだ! しっかり、職員室の方に入ってください! 先生も呼んでいたし!」

「もちろん、わかっているよ。それじゃあ、いい報告を期待しているね」



黒瀬はにっこり笑顔を作りながら、扉の外へ出ていった。









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