近くにいるための嘘
32話 変身
TikTokで見ていた美容院に来てみた。
「あの、4月から大学生なので、思いっきり派手髪にしてみたいんです」
ママが見たら、びっくりしちゃうような。
美容師さんが見せてくれた色の中から、ピンクを選ぶ。
「これ、これがいいです」
「ブリーチ2回しますよ、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
ブリーチが大丈夫か大丈夫じゃないかなんて、分からない。
でも、変われるならなんでもいいと思った。
「あと、長さもバッサリいきたくて」
ーー
「……え、これが私ですか?」
腰まであったロングヘアを、顎の長さのボブにした。
韓国アイドルみたいなピンク色。
……かわいい。
「いかがですか?」
「だいぶイメチェンになりましたけど」
美容師さんが鏡で後ろも見せてくれる。
……いい。すごくいい。
「めっちゃいいです」
「……新しい私、って感じです」
私も知らない私になる。
……だって、憧れの東京に来たんだもん。
「あの、4月から大学生なので、思いっきり派手髪にしてみたいんです」
ママが見たら、びっくりしちゃうような。
美容師さんが見せてくれた色の中から、ピンクを選ぶ。
「これ、これがいいです」
「ブリーチ2回しますよ、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
ブリーチが大丈夫か大丈夫じゃないかなんて、分からない。
でも、変われるならなんでもいいと思った。
「あと、長さもバッサリいきたくて」
ーー
「……え、これが私ですか?」
腰まであったロングヘアを、顎の長さのボブにした。
韓国アイドルみたいなピンク色。
……かわいい。
「いかがですか?」
「だいぶイメチェンになりましたけど」
美容師さんが鏡で後ろも見せてくれる。
……いい。すごくいい。
「めっちゃいいです」
「……新しい私、って感じです」
私も知らない私になる。
……だって、憧れの東京に来たんだもん。