近くにいるための嘘
46話 パン研
「美桜、サークル決めた?」
莉子が聞いてくる。
「ううん、全然」
そもそもやりたいこととか、分からなかった。
「なんでも良かったらさ、このベーカリー研究会っての一緒に入らない?」
「いいよ」
「莉子、最初の自己紹介でもパン好きって言ってたもんね」
ーー
「新入生たくさん来てくれてありがとー!」
感じの良い先輩たちだ。
「新入生、自己紹介してもらえる?」
「橋本莉子です」
「パン大好きなので、このサークルだ!と思いました」
「よろしくお願いしまーす」
「藤野美桜です」
「パン、そんなに詳しいわけじゃないんですけど、楽しそうだなと思って入りました」
「よろしくお願いします」
「朝比奈紬です」
「パン焼くのも食べるのも大好きです」
「よろしくお願いします」
隣に座っていたこの子が、
これから私の人生を狂わせていくことなんて、まだ誰も知らない。
莉子が聞いてくる。
「ううん、全然」
そもそもやりたいこととか、分からなかった。
「なんでも良かったらさ、このベーカリー研究会っての一緒に入らない?」
「いいよ」
「莉子、最初の自己紹介でもパン好きって言ってたもんね」
ーー
「新入生たくさん来てくれてありがとー!」
感じの良い先輩たちだ。
「新入生、自己紹介してもらえる?」
「橋本莉子です」
「パン大好きなので、このサークルだ!と思いました」
「よろしくお願いしまーす」
「藤野美桜です」
「パン、そんなに詳しいわけじゃないんですけど、楽しそうだなと思って入りました」
「よろしくお願いします」
「朝比奈紬です」
「パン焼くのも食べるのも大好きです」
「よろしくお願いします」
隣に座っていたこの子が、
これから私の人生を狂わせていくことなんて、まだ誰も知らない。