近くにいるための嘘
62話 ピンク
「ねえ、まだそんな髪してたの?」
「ママ、美桜ちゃんが心配」
そう言われるの分かってたから、実家に帰るの嫌だった。
「これ、気に入ってるの」
……だって、この髪色なら、悠太郎くんがどこにいても見つけてくれるから。
「そんなギャルみたいな感じじゃなくて、もっと……」
「うるさい、誰にも迷惑かけてないでしょ」
「就活の時には黒くするから」
ママの話を遮ってしまう。
……なんで分かってくれないの。
地元を出て良かった。東京は自由だ。
「友達とランチ行ってくるから」
「美桜ちゃん、気を付けてね」
ママが鬱陶しかった。
この髪色は、絶対やめない。
「ママ、美桜ちゃんが心配」
そう言われるの分かってたから、実家に帰るの嫌だった。
「これ、気に入ってるの」
……だって、この髪色なら、悠太郎くんがどこにいても見つけてくれるから。
「そんなギャルみたいな感じじゃなくて、もっと……」
「うるさい、誰にも迷惑かけてないでしょ」
「就活の時には黒くするから」
ママの話を遮ってしまう。
……なんで分かってくれないの。
地元を出て良かった。東京は自由だ。
「友達とランチ行ってくるから」
「美桜ちゃん、気を付けてね」
ママが鬱陶しかった。
この髪色は、絶対やめない。