好きになった人は、みんなのアイドルで 2
21話 ピアス
ーー悠太郎サイド
「今日、何にやけてんの。彼女?」
碧に言われて驚く。
「……え、まじ?にやけてた?」
「うん、締まりの無い顔」
いつもどおり辛辣な碧。
「……彼女。今日、クリスマスだから」
「へえー、じゃあ今日練習早めに切り上げる?」
「いや、それはちゃんとやる」
ーー
「お待たせ」
バイトが終わった紬ちゃんが駆け寄ってくる。
……イヤリング、いつ渡そう。
駅に着いてベンチに座る。
今だよな。イヤリング渡そう。
「「あのね」」
声が被る。
「あ……先にどうぞ」
「いや、いいよ紬ちゃんから」
「じゃあ……メリークリスマス」
小さな袋を渡される。
「えっ」
紬ちゃんも、プレゼント用意してくれてたの?
「開けてもいい?」
「うん、いいよ」
開けると、ピアス。
シンプルだけど、デザインの凝ったシルバーのフープピアス。
やばい、めっちゃ好み。
……ていうか待って、俺もイヤリング買ったんだけど。
「ねえ、付けていい?」
「うん、付けて付けて」
スマホで確認して「似合う?」と聞くと
「めっちゃ似合う。良かった」
ちょっと安心した表情の紬ちゃん。
「やばい、めっちゃ嬉しい。毎日つける。」
「……毎日って。今日付けてるのも気に入ってたでしょ」
「いや、紬ちゃんがくれたのが1番」
「……じゃあ、悠太郎くんの番」
紬ちゃんに促される。
「……俺もさ、メリークリスマス」
小さな袋を渡す。
「……え?」
驚いた表情の紬ちゃん。
「ねえ、開けていい?」
目がキラキラしている。
「もちろん」
「え!可愛い!イヤリングだ!……私もつける!」
「穴あいてないのも覚えててくれてありがとう」
「紬ちゃんのことなら何でも覚えてる……ていうか似合う。かわいい。」
紬ちゃんのことなら、覚えてるに決まってる。
「俺ら、同じもの選んだんだね」
「うん、気が合うね」
それぞれの耳を見て笑う。
紬ちゃんも同じことを考えていた。
それが、すごく嬉しかった。
「今日、何にやけてんの。彼女?」
碧に言われて驚く。
「……え、まじ?にやけてた?」
「うん、締まりの無い顔」
いつもどおり辛辣な碧。
「……彼女。今日、クリスマスだから」
「へえー、じゃあ今日練習早めに切り上げる?」
「いや、それはちゃんとやる」
ーー
「お待たせ」
バイトが終わった紬ちゃんが駆け寄ってくる。
……イヤリング、いつ渡そう。
駅に着いてベンチに座る。
今だよな。イヤリング渡そう。
「「あのね」」
声が被る。
「あ……先にどうぞ」
「いや、いいよ紬ちゃんから」
「じゃあ……メリークリスマス」
小さな袋を渡される。
「えっ」
紬ちゃんも、プレゼント用意してくれてたの?
「開けてもいい?」
「うん、いいよ」
開けると、ピアス。
シンプルだけど、デザインの凝ったシルバーのフープピアス。
やばい、めっちゃ好み。
……ていうか待って、俺もイヤリング買ったんだけど。
「ねえ、付けていい?」
「うん、付けて付けて」
スマホで確認して「似合う?」と聞くと
「めっちゃ似合う。良かった」
ちょっと安心した表情の紬ちゃん。
「やばい、めっちゃ嬉しい。毎日つける。」
「……毎日って。今日付けてるのも気に入ってたでしょ」
「いや、紬ちゃんがくれたのが1番」
「……じゃあ、悠太郎くんの番」
紬ちゃんに促される。
「……俺もさ、メリークリスマス」
小さな袋を渡す。
「……え?」
驚いた表情の紬ちゃん。
「ねえ、開けていい?」
目がキラキラしている。
「もちろん」
「え!可愛い!イヤリングだ!……私もつける!」
「穴あいてないのも覚えててくれてありがとう」
「紬ちゃんのことなら何でも覚えてる……ていうか似合う。かわいい。」
紬ちゃんのことなら、覚えてるに決まってる。
「俺ら、同じもの選んだんだね」
「うん、気が合うね」
それぞれの耳を見て笑う。
紬ちゃんも同じことを考えていた。
それが、すごく嬉しかった。