いじわる主治医は、私にだけ甘い
4. 覚悟
車はまもなくして、彩人のご両親の別荘に到着した。
庭にはプールが綺麗に整備されていて、プルメリアの花が咲いていた。
「母さん、紹介するね。こちら花野冴さん。オレの彼女」
「よろしく、冴さん。私は桐ヶ谷小雪といいます。彩人の母です」
「よろしくお願いしますっ!」
「はは、緊張しすぎ」
「まぁまぁ、可愛いお嬢さん。凛(りん)より可愛いわ」
「母さんそれ、凛の前で言うなよ」
「凛さんって?」
「俺の一番下の妹」
「中に入ってくださいな。お父さんも凛もいるから」
失礼しますっと言いながら、ガチガチに緊張して私は靴を脱いだ。
本当に中も広いお家だ。
そして通された、奥のリビングは玄関の10倍は広かった。
一面の窓からは海が見えた。
「コナコーヒーは飲める?」
「あ、はい。コーヒー好きです」
「じゃあ座ってて。冴さん」
「冴、こっち」
彩人に案内されると、そこには彩人によく似た顔つきのお義父さんがいた。
「……よく来た」
「か、花野冴と申します。この度は……」
バチッと横から彩人に軽くこづかれた。
「お見合いじゃねんだから」
「そうよ、緊張しないで、ね。リリコイケーキも焼いたの。ゆっくりしてってね」
「はいはーい! あたしは凛です! たぶん、冴ちゃんの同じ歳くらいだと思うんだけど。よろしく」
「いま24ですっ。よろしくお願いします」
「なら凛の方が2つ下。冴、よろしくね! 敬語やめていいよ」
「わかったよ。凛ちゃんはモデルさんとか? すごい綺麗」
「え、あたし、インフルエンサーだよ。兄貴たちとちがって自分の道を生きてるの」
「普段は東京に住んでるの?」
「ううん。パパたちといることが多くて、ロサンゼルスと日本半々」
す、すごすぎる。
あのキラキラインスタグラマーやYouTubeショートとかで流れてくるような可愛い子が目の前にいるんだから。
1番上のお兄さんは慶人(けいと)さんというらしいが、やはりお医者さんのようで留守にしているそうだ。
改めてすごい家に来てしまった。
庭にはプールが綺麗に整備されていて、プルメリアの花が咲いていた。
「母さん、紹介するね。こちら花野冴さん。オレの彼女」
「よろしく、冴さん。私は桐ヶ谷小雪といいます。彩人の母です」
「よろしくお願いしますっ!」
「はは、緊張しすぎ」
「まぁまぁ、可愛いお嬢さん。凛(りん)より可愛いわ」
「母さんそれ、凛の前で言うなよ」
「凛さんって?」
「俺の一番下の妹」
「中に入ってくださいな。お父さんも凛もいるから」
失礼しますっと言いながら、ガチガチに緊張して私は靴を脱いだ。
本当に中も広いお家だ。
そして通された、奥のリビングは玄関の10倍は広かった。
一面の窓からは海が見えた。
「コナコーヒーは飲める?」
「あ、はい。コーヒー好きです」
「じゃあ座ってて。冴さん」
「冴、こっち」
彩人に案内されると、そこには彩人によく似た顔つきのお義父さんがいた。
「……よく来た」
「か、花野冴と申します。この度は……」
バチッと横から彩人に軽くこづかれた。
「お見合いじゃねんだから」
「そうよ、緊張しないで、ね。リリコイケーキも焼いたの。ゆっくりしてってね」
「はいはーい! あたしは凛です! たぶん、冴ちゃんの同じ歳くらいだと思うんだけど。よろしく」
「いま24ですっ。よろしくお願いします」
「なら凛の方が2つ下。冴、よろしくね! 敬語やめていいよ」
「わかったよ。凛ちゃんはモデルさんとか? すごい綺麗」
「え、あたし、インフルエンサーだよ。兄貴たちとちがって自分の道を生きてるの」
「普段は東京に住んでるの?」
「ううん。パパたちといることが多くて、ロサンゼルスと日本半々」
す、すごすぎる。
あのキラキラインスタグラマーやYouTubeショートとかで流れてくるような可愛い子が目の前にいるんだから。
1番上のお兄さんは慶人(けいと)さんというらしいが、やはりお医者さんのようで留守にしているそうだ。
改めてすごい家に来てしまった。