いじわる主治医は、私にだけ甘い
弟たちと時間を過ごしたあとは、鳥取のホテルに向かった。
久しぶりの地元を彩人と過ごしてるのが不思議な感じがする。

「彩人、今日は本当にありがとう」

「ううん、冴のご両親が普通に話し合いできる人でよかった……と言っても冴の両親だからこそ心配してなかったけどな」

「なんか自分の中だけで不安とか不満とか大きくし過ぎちゃってたみたい。まだ許せないことももちろんあるけど、これからはたまには帰ろうと思ったよ」

「うん、そうするといい」

ホテルで、ダブルベッドで……
話が一段落したら、変な間が空いた。

「あの……彩人?」

「ん?」

「ちょっとだけ、甘えてもいいかな?」

「おいで」

私は彩人の隣に座って、肩に頭を置いた。
彩人はその瞬間抱きしめて、私を押し倒した。

「もう、我慢できねぇ。愛しすぎるんだよ」

「彩人……私も、だよ? 我慢なんてしないで」

上の服のボタンを外され、脱がされてく。
震える体に彩人の熱を感じる手が触れる。

「あっ」

「冴、ずっと二人でこうしたかった」

それから2人は、互いを求め合うように高まる感情のまま抱きしめあった。
彩人は優しくも激しく、私を求めてくれ、私も処女でどうしていいか分からないながらも彩人への愛に応える。

「辛くないか?」

「うん、彩人となら、大丈夫」

「あぁ、冴、愛してる」

「彩人、私もーー」

そうして、私は今まで出したことの無い声を出した。
今まで感じたことの無い、痛みと愛しさを全身で受け止めた。
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