Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~
「ルカも。カインさんも。優しかったから」
ぽつりぽつりと、零れていく本音。
そして、リリィは少しだけ迷うように
レオンを見る。

「···レオンも」
自分の名前を言われた瞬間
レオンの瞳が、わずかに揺れる。


「怖い人だけじゃないって。思ったから」

その言葉に。 レオンはふっと、
小さく息を漏らした。
呆れたような、 困ったように

「···優しくなんかねぇよ。ここはノクティスだぞ?」


その声は、まるで言い聞かせるみたいだった。
甘い考えを持つなと。
期待するなと。

そんな風に、線を引こうとしているみたいに。



「でも」

リリィは少し言うのを躊躇するが

「昼間。あの時···ほんの少しだけ、レオンが苦しそうって感じたの」



その瞬間。
ドクッ
とレオンの心臓が、嫌な音を立てた。
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