Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~
「···そんなこと、言われたことなかった··」
どこか嬉しいのか、
思わずふと優しく笑みがこぼれるリリィ。


それはリリィが初めて、
レオンの前で見せた自然な笑顔だった。


その瞬間。
レオンの視線が、 ぴたりと止まる。


(···なんだよ)

“普通に笑えるんだな”

胸の奥が、
きゅっと締めつけられるみたいな感覚に
なるレオン。



それを、誤魔化すかのように煙草を咥える。

けれど。
カチ、とライターを鳴らしかけたところで、
ふと手が止まった。


“リリィがいる”

レオンは小さく舌打ちすると、
結局火はつけず、 煙草をしまった。


その仕草に
リリィは不思議に思うもあまり気には止めなかった。
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