経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 その後、愚痴り組は宣言通りぼこぼこにされた。その更に後、いつまでもこんな勝手なことを許していると会社も危ないし、折角データを回せる司がいるのにそれも滅茶苦茶になりますよ。と、情シスの部長から報告が上がった。万が一感染したら情報漏洩もするし、司のプロフィールや働きもバレるかも。司のパソコンにも悪いの入るかも。司が呆れて他の会社に行っちゃうかも。と言ったら役員の動きも早かった。営業部長が呼び出されて厳重注意を受けたとか何とか。証拠は山盛り。再三の注意も無視の緩み過ぎている状況に反論一つできず、営業部長は晒し者になったらしい。そこから各部にも徹底させる動きが迅速に始まった。

「まるっと変わっちゃったじゃん…」

 今まで割と好きに使えていたパソコンもガッチガチにされて愚痴り組は項垂れた。自分達のせいかもしれないけれど物凄い窮屈。何もここまでしなくても…と、言いたかったけれど今は分が悪過ぎる。大人しくできる事をするしか無い。ひーん…。

「…あ。なぁ。宮城ー」

 そこにやって来た同僚を、愚痴り組の内の一人が呼んだ。そして返事をして寄ってきた宮城にこんな質問をする。

「お前、顔広いじゃん。経営企画部の…あれ、見たこと無い顔だったな。新人? 知ってる?」
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