経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 まるで全てお見通しのように言った彼女の言葉に舞は固まった。けれどその動揺には気付かず、彼女は予言するようにこんなことを言う。

「だって上野、人嫌いじゃないもん。寧ろ好きなんだと思うよ。だから優しいんだと思う。でも、彼女ってなると特別なんだろうね」

「…成程」

 確かにそう、かもしれない。舞もあっさりそう思う。だって彼女の分析は特別難しい事ではない。見ていれば分かる簡単なことから導き出した答えだ。

「…じゃあー…その、人は好きなのにストライクゾーンが激狭な上野はどんな人と付き合うんだろうね」

「さー。全然分かんない。…んー…でも、少なくとも向こうから来るんじゃなくて、上野から行きそう。だって上野、向こうから来られただけで駄目そうだし」

「…ははは…」

 あまりにも的を得た友人の言葉に舞は笑うしかなかった。
< 35 / 35 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop