隣の席の推しが溺愛してきます!

「琥珀さん、この問題分かった?」


人に声をかけるのが苦手な私としては、話しかけられたら普通にうれしい。

話しかけるのが苦手なだけで、会話自体は好きなんだよね。


「この表現って、主人公の喜びを強調してるんじゃない?そうなると、ここの情景描写とも結びつくし」


「すげ、それは思いつかなかった」


「国語は、得意な方だから」


「俺、国語苦手だから尊敬するわ。……そういえば、好きな人とかいるん?」


何気なくぶち込まれた、唐突なる質問に対する私の答えは、もう決まっていた。


「私はね、ラノくん一途なの!」
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