年上ヤンキーの熱が止まらない

バレー部の先輩に失恋したことじゃなくて、怖い金髪の人を見たことのほうね。

早く、忘れたい…。

こんな怖い夜は初めてだった。

お化け屋敷に行ったその日の夜よりも何倍も怖かった。


お願いだから、私のことを忘れているか、探しませんように…。


「みんなーっ!!」

祈っていると、本当に急に私のクラスの女子生徒がほとんど滑り込むように(野球の選手が走って滑り込みセーフ!とかなるあれ)して入ってきた。

「大ニュース!先輩二人が喧嘩してるよーっ!!先生たちまだ来てないっぽい!!」

手をメガホン型にして、大声を出す女子生徒。

うるさ…先輩って誰?名前は?

”先輩”なら二年生だろうけど。

「彩…っ!」

未桜が顔を歪める。
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