年上ヤンキーの熱が止まらない

彼女いる人好きになるなんて、よっぽど運が悪いのかな~…なんて。

あー……声かけたくないなあ。

声、震えるもん、絶対。

失恋に慣れてるとはいえ、さすがに、傷つかないわけじゃないし。

ホント、嫌になる。


だけど、声かけなきゃバイト行けないし…しょうがない。

「邪魔」


バイトに遅れそうでイライラしていたのと、悔しさと悲しさが滲みでて、偉そうな口調になった。

その声で、やっと私に気付いた先輩と、先輩の彼女が目を見開いてすぐにお互いから距離を取った。

いや、バレバレだから。

心の中で突っ込み、無言で二人の横を靴を持って通り過ぎる。

先輩たちの顔を見ないように。

…見てしまったら、余計な言葉が出てしまう気がしたから。
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