年上ヤンキーの熱が止まらない

あ、それは未桜が私のこと呼んでたからか…。

それよりも私がバイトしてることを分かるのが驚きだし。


「たまに、帰り道で見かけてた。普段は…人とかどうでもいいし、目に入らないんだけど…―」


先輩は、話してくれた。

丁寧すぎるくらいゆっくりと少し笑みを浮かべて。


―私が、バイト帰りに気分で選ぶ、夜は人気の少ない商店街の方向(先輩や不良たちがいるらしい)と車通りが多く家から少し遠くなる住宅街。

お母さんに言われて、大体は車通りは多くて家からは少し遠くなるけど、人気のある住宅街から帰っている。

ただ、夜遅すぎたり、嫌なことがあったときは一秒でも早く家に帰りたいから商店街を通って帰ることが多い。


心配をかけるから、まだ二、三回くらいしか通ったことない。

だけど、珍しく私がそこを通った時に初めて私のことを見かけたらしい。

スマホで音楽聴いたり、電話しながら帰るのがほとんどで、あんま周りは見ないから私は先輩には気付かなかったということ。
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