年上ヤンキーの熱が止まらない
教室に入り、クラスのみんなに元気に挨拶をする。
まだ、昨日のことを忘れたわけじゃない。
昨日の男の人が私を恨んでいて、誰かに口外するかもしれないと恐れて探し出して殺されるかもしれない。
そんな不安があって、全く眠れなかった。
おかげで目の下のクマが軽くメイクしただけじゃ隠せなくなっていた。
気分も、隠してるつもりだけどガタ落ち。
昨日の金髪の人と、もう一人…倒れていた人は大丈夫だったかのかな…無事、家に帰れただろうか。
あの金髪の人、頬のところの一か所だけに傷があった。
どういうきっかけかはわからないけど、喧嘩はよくない。
暴力なんて、もっての外だ。
ただ……それよりも、あの男の人が私を殺しに来ないかがとてつもなく怖い…。
「彩?」