年上ヤンキーの熱が止まらない
あれこれ考えていると、親友の柊木未桜が私の肩を軽く叩いた。
いつの間にか未桜は登校していたみたいだ。
「どうしたの?難しい顔して」
無自覚に瞬きをしながら首をかしげてくる。
私より少し背の低い未桜は、必然的に上目遣いになる。
未桜は元々が可愛いから…上目遣いは心臓をやられてしまう。
「ううん。なんでもない。未桜はまた、黒崎君と来たの?」
いつも遅刻ギリギリの未桜が早い時間に来れるのは、大体が黒崎君の自転車に乗せてもらったか、話しながら二人で歩いて来たか。
黒崎君のペースに合わせると、生活リズムが整うかもしれないけど…朝早く起こされて学校まで一緒に行けるのは未桜くらいだと思う。
あ、黒崎君っていうのは、多分学年で一番モテる何でもできるイケメン男子。
未桜と幼馴染で、カップルかっていうくらい過ごしている時間がお互い異性の中で一番長い。
これは私の勘だけど、黒崎君は未桜のことが好きだ。