追想と翼望(ついそうとよくぼう)君がいるから僕の時間が動き出す
 物語がどんどん進んでいくと旭は、藍の思いを受け止めていた。白藍だと知らないのに、その思いを聞くと、辛い顔して答えてくれる。酷だが知りたかった。

旭の愛が届いていたか、そして愛してくれていたかを。それは疑う余地もないくらいに、その愛は真っ直ぐだった。

 藍は小説が進行していくと、夢にまで物語が出てきた。それも姫になっていた夢だ。そして夢の中の武将は岡田だった。

藍の見ている夢が生々しいので驚きで目を覚ました。何故そんな夢に岡田が、思い当たるのは、強引で一方的な愛情が似ていたと勝手に解釈した。

 歴史は繰り返されるのだ。姫が若い時に亡くなったことで、武将の張り裂ける程の愛しい思いが、巡り合わせたのだ。乱世の時代のように藍を手放したくなかったのだ。

宿命と因果の狭間で取り返さないとならない運命が動いていたのだ。まだ試練が2人を覆いかぶさる波となって、襲いかかろうとしていた。
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