恋色ノート
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「(……だれ、なんだろ)」
学校にいつも通り早く着いた私は本を読むふりをして周りを観察していた。バイトの面接行くんだって話をしてるグループはないかって少しだけ聞き耳立ててみたり。
だけど都合よく求めている話は聞こえてこない。考えてみれば当たり前だ。一年生だけでも9クラスあるんだから、そんな都合よく現れるわけがない。
ていうか。考えてみればそうだ。
同じクラスである可能性なんて限りなく低くて、同じクラスであったとしてもわたしを認識してる人なんてほとんどいないんだから。
よくよく考えてみれば、そんなに気にすることでもなんでもない。
「(考えすぎて損した)」
全然心配することないじゃん。
……なーんて、そんな考えは甘かったってちょうど今から10時間後のわたしは後悔することになる。
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